俳句95
1880,野分去り骨折れ傘も道に在り

2013,10,16


1879,十五夜を何処で眺むる彼のひとは

2013,9,19

(彼のひとにこの句をメールでいつものように送ったらすばらしい文学的表現のメールがいつものように返ってきた。自分がアトリエで名月を眺めている頃彼の方は飲み物を手にしながら庭で暫しまん丸のお月さまを眺めているようだった。雄大壮大な自然の運行のなり行き・移ろいゆく様を垣間見られる幸せをひしひしと感じた。仲秋の名月,なんともいえずいいものだ。秋の色とともに・・・,と彼の方は結んでいた。)


1878,木漏れ日の残暑の中を独り行く

2013,9,10


1877,夜の道風に吹かれて落ち葉飛ぶ

2013,8,28


1876,行く道に朝日を浴びて蜻蛉飛ぶ

2013,8,26


1875,坊さんもお盆が終わり一休み

2013,8,20


1874,秋風が日射しの中を通り抜け

2013,8,18


1873,棚網をハンモックにし夏の猫

2013,8,13


1872,頭ボー俳句も出来ぬ暑さ哉

2013,8,12


1871,あれ不思議蜻蛉と蝶が戯れて

2013,8,9


1870,朝顔が沢山咲いて目も円く

2013,8,2


1869,何処からか坪庭迄も蝶が舞い

2013,7,30


1868,突然の雨で中止の花火会

2013,7,28


1867,隅田川浴衣姿の外人さん

2013,7,27


1866,彼女よりクーラー好きな炎天下

2013,7,23


1865,人集い今も変わらぬ盆踊り

2013,7,22


1864,朝顔が一輪咲きし嬉しかり

2013,7,16


1863,思い出が夏の日射しに蘇る

2013,6,27


1862,雨の日も傘もささずに自転車哉

2013,5,25


1861,炎天下車間を走る自転車哉

2013,5,24

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